令和臨調の「統治構造」部会共同座長として記者会見する新浪剛史サントリーホールディングス会長=18日午後、東京都内

 民間の政策提言組織「令和国民会議(令和臨調)」は18日、7月の参院選をにらみ、政治改革の論点をまとめた提言を発表した。各党にガバナンス・コード(統治原則)の強化を要請。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に絡み、政治資金を監督する独立性の高い第三者機関「政治資金委員会」の設置などを求めた。

 令和臨調の「統治構造」部会共同座長を務める新浪剛史サントリーホールディングス会長は記者会見し「政治改革の核心は政党だ。政党をどうガバナンスしていくかが、国民から問われ続けている」と強調した。

 提言は政党のガバナンス・コードとして、党内の意思決定に関する情報公開の在り方など9項目を列挙した。