父親や兄が警視庁の警察官だった落語家の三遊亭好楽さん(78)が18日、東京都府中市の同庁警察学校で講演を行った。初任科生ら約1500人に「落語家も警察官も、お客さんや周りが喜ぶ仕事をしようではありませんか」と呼びかけた。同庁によると、兄は第9機動隊員として1972年2月の連合赤軍による「あさま山荘事件」の対応に従事した。
好楽さんは「学校に入って寮で生活し、規律正しいあなたたちに日本を守ってもらいたい」と激励。どうすれば場を和ませる会話ができるかという質問に「自慢話は駄目。自分がしくじった話をすると、和やかになって会話が進む」とアドバイスした。