衆院法務委の与党筆頭理事を務める自民党の小泉龍司氏(左)と話し合う野党筆頭理事の立憲民主党の黒岩宇洋氏=18日午前、国会

 衆院法務委員会の理事会が18日開かれ、選択的夫婦別姓制度に関し立憲民主党、日本維新の会、国民民主党がそれぞれ提出した3法案の今国会での採決を見送り、秋の臨時国会で継続審議とすることに与野党がおおむね合意した。今後の審議に関する申し合わせ事項を記す合意文書を交わす予定で、文書の内容の最終調整を踏まえて正式合意する見通し。

 関係者によると、臨時国会で審議し速やかな結論を得ることを目指すとの趣旨を、文書に盛り込むよう野党側が打診。18日午前の理事会では与野党で折り合えなかったが、本会議終了後の同日午後に再開した理事会でおおむね合意に達した。