天皇陛下は18日、皇居・御所で、来日中のドイツのシュタインマイヤー大統領と会見された。宮内庁によると、大統領から戦後80年での取り組みを尋ねられ、陛下は「過去と向き合って、次の世代に伝えていくことが非常に重要だと考えている」と述べた。
戦後80年の戦没者慰霊として、陛下は硫黄島と沖縄を訪れ、19日からは広島、さらに長崎訪問も予定していると説明した。訪問先では遺族に加え「若い人たちを含めた語り部の人たちの話も伺うことにしている」とした。
大統領は、広島と長崎を訪れたといい「原爆の被害がいかに悲惨であるかと強く印象付けられた」と話した。