サハリン2で液化天然ガスを積み込むLNGタンカー=2021年10月、ロシア・サハリン州(AP=共同)

 【カルガリー共同】米財務省は18日、三井物産や三菱商事が参画するロシア極東サハリンでの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に関する取引について、12月19日未明まで許可を延長すると発表した。

 財務省は昨年11月、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁として、ガス大手ガスプロム系列のガスプロムバンクを含む複数の金融機関の取引を制限すると発表。一方で、ガスプロムバンクが資金決済に関わるサハリン2に関連する取引は、今年6月まで許可するとしていた。