押収された、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手らの偽ユニホーム＝１９日午後、那覇市
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手らの偽ユニホームを密輸しようとしたとして、沖縄地区税関は１９日、関税法違反の疑いで、沖縄県沖縄市の飲食店従業員の３０代男性を那覇地検沖縄支部に告発した。２０２２年からフリーマーケットサイトで販売し、これまでに計１千万円の利益を得ていたとみられる。
告発容疑は昨年６月〜９月、スポーツブランド「ナイキ」や「アディダス」などに類似するロゴが入った大谷選手やサッカー日本代表久保建英選手などの偽ユニホーム計１０２着を、５回に分けて中国から密輸しようとした疑い。那覇中央郵便局（那覇市）に届いた国際郵便を検査した税関職員が発見した。
これを受け、税関や沖縄県警が昨年１１月に男性宅を家宅捜索し、別の偽ユニホーム計１８１着を押収。県警はこの日、商標法違反（商標権侵害）などの疑いで男性を書類送検した。
