全日本ろうあ連盟は19日、手話の普及に向けた「手話施策推進法」が今国会で成立したのを受け、東京都内で報告会を開いた。連盟はろう者の当事者団体として法制定を悲願に活動してきた。石橋大吾理事長は手話で「無上の喜び」と語り、歓迎した。
連盟からは、手話の普及などを目的とする条例が40都道府県と約550市区町村で制定されており、成立を後押しする一因となったことなどが説明された。久松三二事務局長も「おめでたいことを共有でき、うれしい」と喜んだ。
手話に関する法律の制定は初めて。普及に向けた施策を国や自治体の責務と明記した。