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【フフホト(中国)2025年6月20日新華社=共同通信JBN】香港特別行政区(SAR)でこのほど、活気あふれる文化の祭典が繰り広げられ、湾仔のEverbright Centerで「Musical Tours in Inner Mongolia, Singing and Dancing in Harmony with Hong Kong(内モンゴル音楽ツアー、香港と調和する歌と踊り)」が正式に開幕しました。このイベントは、内モンゴル自治区文化観光局(Culture and Tourism Department of the Inner Mongolia Autonomous Region)、Asia Tourism Exchange Center(アジア観光交流センター)、China Everbright Bank Hong Kong Branch(中国光大銀行香港支店)が共催しました。

「Light Cavalry of Revolutionary Art on the Grassland(草原の革命芸術の軽騎兵)」として知られる内モンゴルのWulanmuqi Art Troupeが舞台に上がり、香港の観客を魅了しました。「Wild Geese(野雁)」、「The River of My Hometown(故郷の川)」、「Love for the Grassland(草原への愛)」、「Meeting at the Aobao(オボーでの出会い)」、「Beautiful Grasslands, My Home(美しい草原、私の家)」などの内モンゴルの古典的なメロディーは、広大な草原や遊牧民の生活様式のイメージを呼び起こし、深く響きました。歌舞団の精緻な舞踊と魂を揺さぶる馬頭琴の演奏「Galloping Horses」は、観客を内モンゴルの奥深くへと誘い、内モンゴルの人々の情熱と精神を感じさせました。心からの文化交流のしるしとして、歌舞団は「My Chinese Heart(我が中国の心)」や「Love Over Thousands of Miles(千里を越える愛)」など、広く愛されている広東語の名曲も演奏し、観客のから温かい反応を引き出し、2つの地域の間に深い一体感を生み出しました。

6月5日から8日にかけて、Wulanmuqi Art Troupeは香港を巡回し、湾仔、東区、南区、新界・沙田地区で公演を行い、住民と交流しました。このイベントでは、魅惑的な歌と踊りの披露だけでなく、内モンゴルの無形文化遺産の手工芸品のインタラクティブな展示も行われ、参加者は中国北部の草原の広大で壮大な美しさを堪能し、この地域の文化の奥深さと多様性を直接体験することができました。

香港の祖国復帰28周年を祝う祝賀行事の一環として、Wulanmuqi Art Troupeは、香港特別行政区(SAR)の全18区の市民に壮麗な中国北部の文化の饗宴をもたらしました。アジア観光交流センターの所長であるZhang Dong氏は、「今回の取り組みは、内モンゴルと広東・香港・マカオ大湾区の文学・芸術交流と協力の強化に向けた具体的な1歩です。これは内モンゴルの輝かしい伝統文化と豊富な観光資源を紹介する重要な窓口です」と述べました。

ソース:The Culture and Tourism Department of the Inner Mongolia Autonomous Region