「鵡川ししゃも」のブランドで知られる北海道むかわ町の鵡川漁協が、シシャモ漁を3年連続で見合わせることが20日、漁協への取材で分かった。海水温上昇が主な原因とみられる漁獲量の減少を受け、資源の回復を図っているが再開には不十分と判断した。近隣の苫小牧漁協、ひだか漁協も見合わせる。
鵡川漁協によると、漁期は10月上旬から11月上旬。漁獲量は2006年の126トンから減少傾向が続き、休漁前の22年は漁期の途中で打ち切ったこともあり過去最低の60キロ程度にとどまった。今年も、海から鵡川に戻るシシャモの数が十分回復していないという。