全国農業協同組合連合会(JA全農)は20日、3〜4月の競争入札で仕入れた政府備蓄米約29万6千トンのうち、卸売業者に出荷したのは19日時点で63%(約18万7千トン)だったと発表した。3月入札分は81%(約16万2千トン)、4月の入札分は27%(約2万6千トン)だった。
地域別の出荷量では、最も多い関東甲信が約6万6千トン、次いで近畿が約3万4千トンだった。他は九州に約2万トン、東北に約1万9千トン、東海に約1万8千トン、中四国に約1万3千トン、北陸に約9千トン、北海道に約8千トンと続いた。精米工場などを経て、多くがブレンド米としてスーパーなどで販売されている。