【ニューヨーク共同】米ボストンの連邦地裁は20日、トランプ政権によるハーバード大の留学生受け入れ資格の取り消し措置について、合法性を審理する間は差し止める決定を改めて下し、留学生の受け入れ容認を維持した。5月下旬の資格取り消し発表翌日に一時差し止めを命じていた。

 トランプ政権はパレスチナ自治区ガザの戦闘を巡り、イスラエルへの抗議デモを許容したと主張し、ハーバード大の資格を取り消した。大学側は学生らの信条を統制しようとする政権の要望を拒否したことへの報復で憲法違反だとして、資格の回復を求めて連邦地裁に提訴していた。