石破茂首相は、24、25日にオランダ・ハーグで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席を見送る方向で調整に入った。米軍によるイラン核施設への攻撃で悪化する中東情勢に配慮した。政府関係者が23日、明らかにした。
首相は23日、訪問先の沖縄県糸満市で、首脳会議への出席見送りを検討中だと明らかにした。他の参加国の出席状況などを踏まえ「結論を出したい」と述べた。
日本政府は20日に、首相が24〜26日の日程でオランダを訪問すると正式発表していた。
ロシアがウクライナへ侵攻後の2022年6月に当時の岸田文雄首相が初めて出席して以降、日本の首相は毎年参加していた。