三菱重工業は24日、国産大型ロケット「H2A」で最後となる50号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから29日に打ち上げると発表した。予定時刻は午前1時33〜52分。当初は24日を予定していたが、点検中に異常が見つかり、延期していた。2段目の電気系統の機器が原因と特定し、交換して再点検を終えた。
H2Aは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工が開発した2段式の液体燃料ロケット。50号機は国の「温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT―GW)」を搭載する。H2Aの運用終了後、国の基幹ロケットの役割は「H3」に引き継がれる。