川崎市で2023年8月、市立中学校に通う生徒が部活動の顧問から威圧的な指導を受けた後、自宅マンションから飛び降りて大けがをする事案があり、市教委が第三者委員会を設置して再発防止策を検討することが24日、分かった。市教委側が市議会本会議で明らかにした。生徒は脊髄を損傷し、車いす生活を送っているという。
市教委によると、23年8月21日、夏休みの宿題の進み具合を顧問が確認する際、個室で「うそついたらリモコンを投げるぞ」と言ったり、机をたたいたりした。生徒は宿題を取りに帰れと言われ、自宅マンションの非常階段から飛び降りた。
市教委は指導を「不適切なものであった」としている。