前線の影響で、24日は西日本を中心に大雨となり、和歌山県湯浅町で1時間降水量が76・0ミリを記録するなど非常に激しい雨が降った観測地点が複数あった。26日にかけて広く大気の状態が非常に不安定な状態が続き大雨の恐れがあるとして、気象庁は北―西日本で土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼びかけた。
台風2号は24日、日本列島の南を北上。熱帯低気圧に変わり、26日にかけて関東方面に進む。
気象庁によると、東シナ海から東北に延びる前線上の低気圧が北東に進んだ。25日夜には別の低気圧が発生して日本海を進み、寒冷前線が西日本を通過。低気圧や前線に向かい高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込む他、熱帯低気圧により暖かく湿った空気が北―東日本に流れ込む。
25日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で九州北部150ミリ、東海100ミリ。
24日に1時間降水量が50ミリ以上の非常に激しい雨となったのは、湯浅町や岐阜県美濃市など。