多彩なデザインのおむつを披露するファッションショーが24日、大阪・関西万博のEXPOホールで開かれた。着用に心理的負担を感じがちな大人用おむつを、機能性はそのままにおしゃれなアイテムとして世界に発信。来場者は今までとは一線を画す奇抜な未来のおむつ31点のショーを楽しんだ。
コンセプトは「ROCK&MODE」。黒と赤のフリルが付いたスカート様のデザインや金箔があしらわれたふんどし型、セットアップのズボンとして使用できるひざ丈―。斬新なおむつを身につけたモデルが、プロジェクションマッピングを活用した色鮮やかな光や音の演出の中、さっそうとランウエーを進んだ。
ショーは「おむつ姿を見られたくない」「おしゃれを楽しみたい」という当事者の声を受けて、一般社団法人日本福祉医療ファッション協会(兵庫県尼崎市)が企画。花王やユニ・チャーム、大王製紙などのおむつメーカー7社や下着大手ワコールと協力し、はきたくなるおむつを制作した。