世界的な広告賞の一つとされるフランスの「カンヌライオンズアワード」で、知的障害のある作家が描くアート作品の商品化に取り組む会社「ヘラルボニー」(盛岡市)がグランプリに次ぐ金賞に輝き、松田文登代表らが25日、岩手県の達増拓也知事に報告した。
ヘラルボニーは「自閉症の兄翔太さんに向けられる冷たい視線を変えたい」と思い、文登代表と双子の弟崇弥さんが2018年に創業。兄と一緒に県庁を訪れた文登代表は「受賞を追い風に、ヘラルボニーの思いを遠い国々にまで届けたい」と語った。
アワードでは「不平等や偏見を打ち破る」グラス部門にエントリーし、金賞に選ばれた。