24日午後10時半ごろ、札幌市中央区円山西町2丁目の住宅街でヒグマ1頭が目撃された。現場は観光客も訪れる円山動物園から約1キロ。小中学校も近く、北海道警や市が警戒を強化している。

 付近で車を運転していた目撃者から110番があった。札幌・西署によると、ヒグマは体長約1・5メートルで、南側の山に入っていったという。けが人はおらず、その後目撃情報は入っていない。

 札幌市は25日午前、現地で調査を実施。ヒグマが土を掘り返した跡が1カ所あり、茂みの葉っぱなどからヒグマのものと思われる毛が複数本見つかった。

 市職員が公用車で付近を警戒し、学校職員も登下校時の見回り活動を行っている。