昨年同時期と比べた食事の質の変化

 困窮する子育て世帯のうち、昨年に比べて栄養バランスや食品の種類など子どもの食事の質が悪くなったとの回答が57%に上ったことが25日、民間団体の調査で分かった。保護者の食事の質悪化は84%だった。物価高騰が困窮世帯の厳しい状況に追い打ちをかけている実態が浮かんだ。

 調査は、貧困家庭を支援する認定NPO法人「キッズドア」(東京)が5月下旬から6月上旬にインターネットで実施。2033世帯が答えた。

 調査では昨年同時期からの変化を尋ねた。食事の量が「減った」との回答は子ども27%、保護者81%だった。

 自由記述では「食事の回数を減らしている」といった声が寄せられた。