練習を公開した陸上女子の久保凜=菅平高原

 陸上女子800メートル日本記録保持者の久保凜(東大阪大敬愛高)が25日、長野県の菅平高原で練習を公開し、世界選手権東京大会の代表選考会を兼ねる日本選手権(7月4〜6日・国立競技場)へ「優勝は必須。絶対に参加標準記録(1分59秒00)を切ることが一番の目標」と抱負を語った。

 昨年7月に日本勢で初めて2分の壁を破った17歳のホープ。この日は坂道でのジョギングなどで汗を流した後、レースでのフォームを意識しながら、スピードを上げて150メートルを走る練習に取り組んだ。23日に始まった合宿では、後半の持久力向上をテーマに鍛えており「去年よりもレベルは上がっている」と充実感をにじませた。