劉江永清華大教授(右)から寄贈された平山郁夫さんの書画=25日、北京の北京外国語大(共同)

 【北京共同】中国北京の北京外国語大で25日、日本画の巨匠、平山郁夫さんの生誕95周年を記念する座談会が開かれた。座談会に合わせ、同大卒の劉江永清華大教授が保管していた平山さんの書画が同大に寄贈された。

 劉教授は「日中関係の前進と発展のため、日本語教師を育成している母校に寄贈した」と述べた。書画は2004年、平山さんが中国政府幹部だった劉徳有さんと一緒に制作した。富士山や太陽が描かれている。

 座談会で北京外国語大の徐一平教授は「学生たちは平山さんの本を愛読しており、平山さんは私たちに貴重な財産を残してくれた」と語った。