北海道大(札幌市)は25日、皮膚に炎症を引き起こす毒性を持つ国内未確認のセリ科植物「ジャイアント・ホグウィード(和名・バイカルハナウド)」の可能性がある植物が札幌キャンパスで見つかり、環境省などと調査を始めたと明らかにした。
北大によると、24日に外部から情報提供があり、構内の南東側で植物を複数株発見、周辺を立ち入り禁止とした。25日から北大教員などが調査し、飛散防止のために花や葉を取り除いた。健康被害の情報は寄せられていない。
環境省によると、バイカルハナウドの汁が付いた皮膚が紫外線に当たると化学反応が生じて、炎症を引き起こす事例が海外で報告されている。西アジア原産という。