石破茂首相(自民党総裁)は7月3日の参院選公示日の第一声を兵庫県で実施する調整に入った。今年は阪神大震災発生から30年の節目に当たるため、防災や復旧・復興について政権の施策を訴える考えだ。同日、大阪・関西万博の会場で開かれる日本の「ナショナルデー」の式典に参加する日程と合わせた。複数の関係者が25日、明らかにした。
兵庫選挙区(改選数3)は自民、公明両党がそれぞれ現職を擁立しており、首相は第一声の後に公明候補の応援にも入る方向だ。
歴代首相は2011年の東日本大震災以降、衆院選を含む国政選挙の第一声の場として、主に福島県を選んできた。石破首相も就任直後の24年衆院選で同様に対応した。