共産党の第5回中央委員会総会で発言する田村委員長=25日午後、東京都渋谷区の党本部

 共産党は25日、第5回中央委員会総会を東京都内の党本部で開いた。田村智子委員長は7月の参院選を巡り「野党共闘の新しい発展のために、可能な努力を払う」と語り、立憲民主党との協力態勢の構築に尽力する考えを示した。改選7議席を上回る8議席以上の獲得を目指すと表明。「参院でも自民、公明両党を少数に追い込む」と訴えた。

 田村氏は立民との協力に関し、記者団に「対等平等、相互尊重の立場でさまざまな協議をしている」と説明した。

 総会では比例代表で650万票、5議席獲得を目標に掲げたほか、選挙区では埼玉、東京、京都の議席維持と、神奈川など複数人区での議席確保へ注力するとした。

 選挙前の19から5減の14議席となった東京都議選については「悔しい結果で、党中央としても責任を痛感している」と振り返った。