【北京共同】北朝鮮メディアは26日、東部江原道の「元山葛麻海岸観光地区」で建設を進めていた各種施設の完工式が24日に開かれ、7月1日から国内旅行客のみを対象に開業すると報じた。金正恩朝鮮労働党総書記がビーチリゾートの開発に力を入れていた。金氏は完工式で「今年の最も大きな成果の一つとして記録される」と述べた。
2万人が宿泊できるホテルや旅館のほか、スポーツ、商業施設が整備され、北朝鮮メディアは「国宝級の海岸観光都市の誕生」だと伝えた。シンガポールの観光名所「マリーナベイ・サンズ」を意識したような施設もある。
完工式にはロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使が招かれ、金氏の娘も出席した。