フジテレビ親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)は26日、定時株主総会で賛否を採決した取締役候補23人の賛成率を発表した。新たに社長に就いた清水賢治氏の賛成率は82・4%だった一方、対立した米投資ファンドが選任を求めたSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は27・0%にとどまり、得票率でフジHDがファンドに大勝した形となった。
フジHDは25日の株主総会に清水氏ら11人の取締役候補を提示し、全員可決された。賛成率は81・4%から88・6%だった。
一方、大株主のダルトン・インベストメンツが提案した候補では、北尾氏の賛成率が最高だった。