【ソウル共同】韓国の李在明大統領が26日、国会で就任後初の施政方針演説を行い、総額30兆5千億ウォン(約3兆3千億円)規模の補正予算案について説明した。米政権の高関税政策で経済が不確実性を増す中、昨年12月の尹錫悦前大統領による戒厳令で冷え込んだ消費を刺激するとして、国民1人当たり15万〜52万ウォンのクーポンを配布する。
借金返済が困難になった人々の救済策なども盛り込んでおり、与党「共に民主党」は7月初旬の国会可決を目指す。
李氏は、戒厳令が「内需の冷え込みに致命的な打撃を与えた」と批判し、補正予算はスピード感のある執行が必要だと訴えた。