大分空港と大分市を結ぶ航路での運航開始が発表されたホーバークラフト=26日午後、大分市

 水陸両用の乗り物「ホーバークラフト」を運航する「大分第一ホーバードライブ」(大分市)は26日、大分空港と大分市を海上で結ぶ定期航路の運航を7月26日から始めると発表した。当初は2024年3月までの就航開始を目指していた。訓練中に事故が相次いだ影響で、1年以上遅れた。

 小田典史社長は「安全に運航するための準備に必要な期間だった」と述べた。相次いだ事故の背景にパイロットらの過信があったと指摘した。

 同社によると、所要時間は片道約35分。約1時間かかるバス路線より短い時間で移動できる。大人運賃はスマートフォンでの事前決済は2千円、現地支払いは2500円。