パンダ返還後も運行を続けることが決まったJR西日本の特急「パンダくろしお」(同社提供)

 JR西日本は26日、京都、新大阪と和歌山南部を結ぶ特急の車体にパンダをラッピングした「パンダくろしお」全3編成について、レジャー施設アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)のジャイアントパンダ全4頭が中国に返還された後も運行を続けると発表した。パンダがいると誤認されないよう、対応するとしている。

 JR西によると、施設とのタイアップで2017年から運行を始め、車両正面にパンダの顔をあしらったほか、車内扉の一部や座席上部のカバーまで、パンダずくめのデザインが好評だった。

 JR西の担当者は「長年パンダが届けてくれた楽しい思い出に感謝の気持ちを表し、運行を続ける」と話している。