長崎市の平和公園で開かれた平和祈念式典=2024年8月

 【モスクワ共同】ロシアのノズドレフ駐日大使は26日、8月9日の「原爆の日」に長崎市で開かれる平和祈念式典に参加すると述べた。ロシア通信が報じた。2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始後でロシア代表が式典に参加すれば初めてとなる。

 一方、8月6日の広島市の平和記念式典には参加しないとした。

 侵攻開始後、長崎市はロシアと同盟国ベラルーシの代表を招待してこなかったが、今年は日本に在外公館を置く全ての国・地域に招待状を送ると発表。鈴木史朗市長は「原爆犠牲者の慰霊、恒久平和の祈念という式典の本旨に立ち戻り、国境や思想信条の違いを超えて、あらゆる国の代表が集まる式典にしたい」と説明していた。