スリーマイルアイランド原発=2019年3月、米ペンシルベニア州(共同)

 【ワシントン共同】米電力大手コンステレーション・エナジーが、スリーマイルアイランド原発1号機を2027年にも運転再開させることを検討していると、ロイター通信が27日までに報じた。これまでは28年の再開を計画しており、1年前倒しとなる。

 同社は原発の名称を「クレーン・クリーン・エナジー・センター」と変更。1979年に2号機で起きた炉心溶融事故の印象を払拭する狙いがあるとみられる。

 1号機は2019年に停止し、廃炉にする方針を決めていたが、24年に運転を再開する計画を発表。データセンター用に大量の電力を必要とするIT大手マイクロソフトに供給する。