【ベルリン共同】ドイツ連邦議会(下院)第3党で、5月に発足したメルツ首相率いる連立政権を構成する中道左派、社会民主党(SPD)は27日の党大会で、男性のクリンクバイル副首相兼財務相と、女性のバース労働・社会相を党首(2人制)に選出した。
クリンクバイル氏は2021年から党首を務めており、SPDが第1党から第3党に転落した今年2月の総選挙の責任を問われ、批判を浴びた。メルツ氏のキリスト教民主同盟(CDU)などとの連立交渉をまとめ、政権の要職に就いたことで党首の座を維持した。
バース氏は21年から今年3月まで連邦議会議長を務め、高い知名度を誇る。