インタビューに応じるみなと銀行の持丸秀樹社長

 りそなホールディングス傘下で、兵庫県を地盤とするみなと銀行の持丸秀樹社長(57)が28日までに共同通信のインタビューに応じ、中小企業向けに新卒採用の支援サービス事業を7月から始めると明らかにした。就職活動の傾向分析や、企業と大学との情報交換などに取り組む。金融機関による包括的な採用支援は珍しいという。

 持丸氏は「人材確保で困っている企業が多い。企業の魅力を伝えるお手伝いをしたい」と強調した。対象は兵庫県内に本社を置く中小企業を想定し、会費は月5万5千円。人材育成企業と連携してサービスを提供する。

 同行が主催する学生向けの企業研究会への参加や、採用担当者向けセミナーの受講などができる。