陸上の世界選手権(9月・東京)の競歩日本代表が28日、東京都内で練習を公開し、男子20キロの世界記録保持者で過去2度の優勝を誇る山西利和(愛知製鋼)は「金メダルを目指す過程が一番楽しい。その積み重ねの先に、大会が来ればいい」と胸を高鳴らせた。
この日は暑熱対策の一環として、インターバル練習の合間に体温を測ったり、汗の成分を調べるために採取したりする取り組みも実施。山西は「身体を冷やすことと、身体の耐性をつけていくことの二つが鍵になる。いろいろな数値を見て、身体の反応を把握したい」と本番を見据えた。