災害時に自主的に行動できる学生ボランティアを育成するため、警視庁災害対策課などは28日、東京都江東区の防災学習施設でイベントを開催した。都内にある大学の学生約20人が参加。首都直下地震の被害をイメージした市街地のジオラマがあるエリアで、けが人の応急処置をしたり、担架や車いすで救助したりする手順を学んだ。
消防士志望という中央大1年の石原生芙希さん(18)は「救助しながら周りの状況を把握するのは難しいと感じた。災害時に役に立てる自分になりたい」と話した。
災害対策課の川元一郎課長は「自分の身を自分で守り、互いに助け合って被災を乗り切ることが大事だ」と呼びかけた。