変則5差路が正十字の4差路に改良される別府交差点=瑞穂市別府

 岐阜県瑞穂市は2022年度、JR穂積駅周辺整備事業の一環として、5差路の別府交差点の改良を本格化する。通勤や通学時間帯に交通渋滞が発生し、歩行者らの安全確保に懸念もある。森和之市長が「住み心地を高める基盤整備に注力した」という22年度一般会計当初予算には、改良に必要な用地取得費を盛り込んだ。積年の課題が解決に向けて動き出す。

 市では、駅利用者の利便性向上や地域住民の居住環境の改善のため駅周辺整備事業に取り組んでいる。同交差点は、県道の本巣縦貫道や市道2本が交わる5差路。駅や国道21号に近いために多くの車が行き交うが、市道は青信号が短く、通勤や通学時間帯は渋滞が発生。付近の中学校の通学路となっている別の市道は幅が狭く、車と自転車、歩行者が交錯する危険性もある。

 改善策として、幅が狭い市道は歩行者らが通行しやすくするため、交差点から車が進入できないようにして正十字の4差路にする。別の市道は拡幅して右折車線を追加するなどの工事を行う。22年度当初予算に1億400万円を計上し、拡幅などに必要な用地を取得。23年度から工事を進め、25年度の完成を目指す。

 市担当者は「青信号の時間が長くなるなど渋滞が緩和され、人と自動車の流れが分離されて歩行者らの安全確保にもつながる」と、期待される効果を語る。

 そのほかの駅周辺整備では、土地区画整理事業の事業化に向けて、22年度に都市計画案を策定し、早期の都市計画決定を目指す。

 すでに取得した駅南側のJAぎふ穂積支店跡地は、暫定的な利用として、駅利用者の送迎の車で渋滞する駅前に対応するため、駐車場や車の待機所として整備することを検討している。将来は、土地区画整理事業の用地に充てることも視野に入れている。