朝稽古で相撲を取る大の里=愛知県安城市の二所ノ関部屋宿舎

 大相撲名古屋場所(13日初日)で3場所連続優勝を目指す新横綱大の里は4日、愛知県安城市の二所ノ関部屋で幕下花の海と18番連続で取り、13勝5敗だった。四股、すり足などの基礎運動の量も豊富で「相撲を取る時には結構きつい状態。自分のペースで焦ることなくやれている」とうなずいた。

 身長192センチの大の里に対し、173センチの花の海は低い体勢から全力でぶつかり続けた。横綱がたまらず引いてしまい、土俵を割る場面も。西7枚目で新十両が視野に入る22歳のホープに「力を抜かないので、自分も思い切っていける。年内に上がってほしいし、引き上げたい気持ちはある」と成長を期待した。