九州国立博物館(福岡県太宰府市)は4日、九州・沖縄ゆかりの文化財78件を紹介する特別展「九州の国宝 きゅーはくのたから」が5日から始まるのを前に、報道関係者向けの内覧会を開いた。25件の国宝も含まれ、同館の伊藤信二文化財課長は「九州・沖縄の国宝が集まる貴重な展示会を多くの人に楽しんでいただきたい」と話した。
特別展は博物館の開館20周年事業の一環で、8月31日まで。展示される国宝は、観世音寺(太宰府市)の7世紀の梵鐘など。同館によると、九州や沖縄ゆかりの国宝が九州の地でまとまって展示されるのは27年ぶりで、同館では初めてという。