【ソウル共同】韓国の尹錫悦前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、特別検察官は4日、外国との軍事衝突を誘発しようとした「外患」の疑いで「相当数の軍関係者を捜査した」と明らかにした。地元メディアは、尹氏や金龍顕前国防相が戒厳令を発する理由をつくるため、北朝鮮に無人機を飛ばして衝突を引き起こそうとした疑いがあると伝えた。
政府から独立して捜査する特別検察官は5日、尹氏を出頭させ取り調べた。公判中の内乱首謀罪に加え、外患容疑の捜査も本格化したとメディアは伝えている。
北朝鮮は昨年10月、韓国軍が首都平壌上空に無人機を飛ばす「領空侵犯」があったと主張していた。