2024年、噴煙を上げるインドネシア東ヌサトゥンガラ州フロレス島のレウォトビ・ラキラキ山(AP=共同)

 日本時間7日午後0時10分ごろ、インドネシアのレウォトビ・ラキラキ山(1584メートル)で大規模な噴火が発生した。気象庁が日本への津波の有無を調査。同庁によると午後4時時点で、国内外の観測点で目立った潮位変化は観測されていない。

 大規模な噴火が起きると、気圧波の影響で津波が発生することがある。気象庁は津波が発生した場合、到達予想時刻は早ければ沖縄県で午後3時半ごろとしていた。

 インドネシアの火山地質災害対策局によると、噴煙は高さ約1万8千メートルに上った。同局は火口から6キロ以内の立ち入りを禁じている。昨年11月にも大規模噴火し、9人が死亡。今年6月にも噴火していた。