【テヘラン共同】イランのアラグチ外相は8日付の英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿で、トランプ米政権からイラン核問題を巡る協議再開の打診を受けているとした上で、米国やイスラエルによる再攻撃の可能性を踏まえ「対話に疑念を抱く理由がある」と警戒感を示した。「脅迫下の対話は本物の対話ではない」とも指摘した。
アラグチ氏は、米イラン両政府による計5回の核協議が「歴史的な進展を見せる目前だった」が、イスラエルが妨害したと非難。米国による核関連施設攻撃も国際法と核拡散防止条約(NPT)を毀損したと批判した。