【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会のドムブロフスキス欧州委員(経済担当)は8日、トランプ米政権と貿易協議で原則合意に達するため閣僚レベルなどで「集中的に取り組んでいる」と述べた。貿易摩擦の激化を避けるため、EU加盟国や米国との議論を加速すると説明した。ブリュッセルで開いた記者会見で述べた。
トランプ大統領は貿易相手国・地域別に課す「相互関税」の上乗せ分の停止期限を9日から8月1日に延長する大統領令に署名した。ドムブロフスキス氏は「少し時間ができた」とした上で「企業や経済の不確実性を解消するため、合意は早いほど良い」と述べた。