【カイロ共同】イランのアラグチ外相は8日、サウジアラビアを訪問し、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子らと会談した。サウジの国営通信が伝えた。2国間関係や中東情勢を協議した。ロイター通信によると、6月に交戦したイランとイスラエルの停戦合意後、アラグチ氏のサウジ訪問は初めて。ムハンマド氏はトランプ米大統領と良好な関係を保っている。
アラグチ氏にはイスラエルと米国に核施設を攻撃されたイランの立場を説明し、理解を得る狙いがあるとみられる。イランは米イスラエルとの緊張が続く中、サウジなどペルシャ湾岸諸国との関係強化を模索している。