東京証券取引所

 9日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が前日終値を挟んで一進一退の展開となった。米関税政策の先行き不透明感が重荷となった一方、外国為替相場の円安ドル高進行を受けて自動車など輸出関連株の一角は買われた。

 午前終値は、前日終値比11円39銭安の3万9677円42銭を付けた。東証株価指数(TOPIX)は8・39ポイント高の2824・93。

 取引開始直後は株価水準が高い値がさの半導体関連株に買い注文が先行し、前日終値からの上げ幅は一時200円を超えた。その後は利益確定の売り注文が膨らみ、株価を押し下げる要因となった。