「進撃の巨人」の単行本

 講談社は9日、漫画「進撃の巨人」など同社が著作権を管理する作品がロシアでの有償イベントで無断使用されたとして、現地の裁判所に起こした訴訟で、イベントを開いたロシア企業による著作権侵害を認めて賠償金375万ルーブル(約690万円)の支払いを命じる判決が確定したと発表した。

 講談社によると、イベントは2023年4〜10月に開かれ、漫画のパネルやグッズを展示し、「進撃の巨人」など18作品の無断使用を確認して提訴した。判決は、うち15作品の著作権侵害を認定し、今年6月24日に確定した。同社は「国際的な著作権保護の観点からもきわめて意義深い」とコメントしている。