東北から太平洋に延びる前線が南下する影響で、東北から関東甲信では10日夜遅くにかけ大気が非常に不安定な状態が続く。気象庁は雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒を呼びかけている。

 同庁によると、太平洋上の暖かく湿った空気が高気圧の縁を回り、前線に向かって流れ込んでいる。上空の寒気の影響も加わって積乱雲が発生しやすく、大雨が降る所がある見込みだ。

 10日午後6時までの24時間予想降水量は多い所で、東北100ミリ、関東甲信120ミリ。その後の24時間は関東甲信100ミリ。