大阪・関西万博に出展する中国パビリオンの建設に2次下請けとして関わった奈良市の電気工事会社社長が9日、大阪府庁で記者会見し「工事費用6千万円が支払われていない」と訴えた。
社長によると、昨年11月〜今年3月に実施した防犯カメラの配線を通す配管設置などの追加工事費用が未払いだという。元請けから1次下請けに未払いがあるため、支払いが滞っていると説明した。
社長は、日本国際博覧会協会が未払いに関し、早期に確認すべきだったと指摘。「不備なく工期も間に合わせたのに、悔しい。こき使われただけだった」と訴えた。