米ピッツバーグでのイベントに出席するトランプ大統領(中央)=15日(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】トランプ米大統領は15日、米東部ペンシルベニア州ピッツバーグで講演し、生成AIの活用拡大に伴う電力需要に対応するため、同州に対する総額920億ドル(約13兆7千億円)の民間投資計画を表明した。データセンター整備や発電インフラの強化による電力供給が柱となる。

 トランプ氏は講演で「米国はAIとエネルギーの両面で世界を主導する」と述べ、国内産業の底上げと雇用創出につながると意義を強調した。

 AI技術の進化でデータ処理量は膨大になっており、データセンターの機器冷却などに使用する電力の消費量は増加している。IT大手やAI向け半導体を製造する企業などの電力需要は強まっている。