【北京共同】中国やロシア、中央アジア諸国などで構成する上海協力機構(SCO)外相会合が15日、天津で開かれ、団結の強化と相互信頼の深化を確認した。中国外務省が16日発表した。保護主義色を強めるトランプ米政権への対抗を念頭に「公平と正義を守り抜く」ことで一致した。
SCO議長国を務める中国の王毅外相は「ある国が自らの利益を優先し、国際社会の共通利益を損ねている」と主張し「平等で秩序ある世界の多極化」を訴えた。
ロシアのラブロフ外相やイランのアラグチ外相のほか、国境問題で中国との関係が悪化していたインドのジャイシャンカル外相らが出席した。