女子ゴルフの国内ツアー、明治安田レディースを主催する日本女子プロゴルフ協会は16日、会場の宮城県富谷市の仙台クラシックゴルフ倶楽部でクマの目撃情報が同日あったため17日の競技を中止にすると発表した。協会によるとクマ出没が原因でレギュラーツアーの試合が中止となるのは「記録に残っている限りでは初めて」という。
開幕前日の16日はプロアマ戦が行われていたが中止とし、選手や関係者がコースを離れる事態となった。18日以降の競技開催は集まった情報を基に17日に協議して決定する。大会には約120人の選手が出場を予定している。
日本女子プロゴルフ協会の広報担当者は「今はコース周辺を見回っている状況。クマの痕跡を確かめて競技が実施できるか判断したい」と説明した。
女子ゴルフでは5月24日にも石川県で開催された下部のステップアップツアー、ツインフィールズ・レディースの最終日がコース内でクマ出没が確認されたため安全上の理由で中止となった。